7月26日に開幕するパリ五輪と8月28日開幕のパリ・パラリンピックで日本選手団「TEAM JAPAN」が着用する公式スポーツウェアが開幕まで100日となった17日、都内でお披露目された。本番で活躍が期待される体操男子の橋本大輝、バレーボール男子の西田有志、レスリング女子の藤波朱理、ボッチャ男子の広瀬隆喜ら15選手が会見に参加した。

 ウェアはアシックス社が製作し、五輪とパラで同じデザインとなった。ジャケットはパリの日の出をイメージした赤が採用され、朝焼けに空が赤く染まる力強さと暖かさをグラデーション柄で表現したという。機能面では寒暖差が激しいことが予想されるパリの気候に合わせ、衣服内の寒暖差を抑えるメッシュ素材を配置。また、リサイクル材の活用などで温室効果ガス排出量は21年東京五輪時から約34%削減したとしている。

 東京五輪2冠の橋本は表彰式などで着用するジャケットに袖を通し「あと3か月、もう一度気を引き締めて目標に向かって頑張っていこうと思った」と決意。アシックス応援パートナーとして参加した卓球女子の石川佳純さんはTシャツを着用し、「少し大きめのサイズで着るのがすごくかわいい。カラーもすごく元気が出る色なので、みんなで着て一緒に応援しようよってなるウェアだと思う」と感想を語った。